gusonの日記

脳外科勤務医.仕事,茶と書,仏教,趣味,その他について独り言です.

防犯カメラ設置した

 自宅、両親が住んでいた所だが、今年、昨年、母、父が亡くなり、今は空家になっている。実家は船橋市の郊外にあり、そこそこ広い二階建ての一戸建て。元々、二世代で住めるようにと1階2階と独立している。玄関は同じ。父が65歳で設計図から建築した。そして88歳にて亡くなるまで住み続けたところである。時々管理に向かう必要がある。いつまでも空けておく訳にもいくまい。元々両親は終活という概念なく、自分らが亡き後この自宅をどうするか、それは息子が引き継ぎ、代々一族が住むものと想定されていたようだ。

 今となっては仕方ないのだが、私も仕事の関連でどうしても両親との同居は困難であり、自宅に時々行く程度である。自分らの娘も独立し子供もできて、一緒に両親宅に行ったりするのだが、全員での同居、暮らしはとうとうできなかった。たまに向かう程度であり、老人の望みを叶えてあげることはできなかった。今となっては申し訳なし。家の作りはしっかりしている、鉄骨である。ちょっとやそっとの地震では崩れないそうだ。地震が起きれば、家にいて欲しい、家は壊れることはない、というのが売りのようだった。両親がいなくなった今、この家をどうやって手放すか、どうやってたたむか、思案中である。もちろん娘どもは住むことはない。ただ、娘らにとってもたまにくると言うこと、広い家でくつろぎながら皆で会えると言うこと、そういったことには安心して集える場所、という位置付けである。祖父母への思いもある。

 

 さて、防犯カメラである。今回はringというものでAmazonで発売されたものだ。設置であるが、簡単であるかのように案内されているが、なかなか難しいね。値段は非常に安価である。基本スマホで行うのだが、カメラをWi-Fi環境に設置することから始まる。Wi-Fiパスワードも必要、当然。そして自分のスマホと接続、色々設置場所についてスマホアプリを最適化する必要があるようだ。

- YouTube

 機能は色々ある様子。しかし、撮像した動画のビデオ編集にお金がかかるかもの様子?だ。これはRingサブスクリプションという画面に飛ぶのだが、無料体験は29日で終了とある。しかし、どれも使用していないと思われる機能で、結局これは無視でよろしいのか、Amazonだし甘くないか。他に機能を見ると画像は保存しておきたいのが人情である。さらに、記録した画像をどうするか。録画モードというので設定する。また、同じくこのデバイスをいくつか購入するとそれぞれのリンクが可能ということである。それで防犯性を高められるということ。モーション検知時に録画。モーションは容易に探知できる様子だ。ライブ画像、いつでも観察することができる。また定期的にスナップショットを撮影しておくことができる。音も設定可能。イベントと称してすでに記録されている。在宅、不在のモードを選択できる。これがどうも使用しにくい。なんといっても、その場所を通るたびに警告が来て画像がくる。不在モードであれば、こういったことはないのだが、なんとなく不安にもなる。もちろん、本来的にはこういって通知をオンにしているかぎり、これはもともとの機能なので、仕方ない。またサイレンも鳴らすことができる。

 Amazonアカウントとの連携。これはなんだろう、どうもAlexaとの連携を意図してするようだ。まあAmazonでこれを購入しているので、色々いってくるだろう。どうも、AppleやらGoogleやらそしてAmazonであ理、依存している。そしていずれAI、もはやスマホなしでは考えられなくなる、こういった一台でなんでもできると。Amazonやらこういった企業はどこまで発展を続けるだろう。結局、こういった巨大企業の製品は手離せなくなる。そんな中で寂しいこと。日本製品が一つもない。かって携帯電話、いわゆるガラケーまではまだ日本製はあったのだが、今やスマホGoogleAppleで、かろうじて京セラスマホ。こういった商品、ringには将来性、何か未来、近未来、次世代というかロマンを感じる。アプリとの連動でとても高価であった防犯グッズが安く設定できるようになっている。かっての日本製品にはそういったロマンがあったかと言えばどうだろう。「仕事は楽しいかね」の中でマスター役の老人に日本製品をこう評価している、ライバル社より一つでも多くの機能をつけること、壊れないこと、これで日本はトップに躍り出た、他社がその技術を真似することができるようになった2000年までね.そう、日本製品のやり方ではイノベーションは生まれてこない、ということだ。何かに息詰まったら、イノベーションに向かわなければなるまい。日本の国力はどんどん低下する。かって30年前はあらゆるとこと、あらゆるものが日本製で、あとはそのコピー商品であった。今や見る影もない。日本製品はなんとか頑張って欲しいね。

 

 防犯用品の解説から、日本もまたいつか挽回する日も来るかもしれない、という話になるとは。なんとも、今更「がんばれ日本」というのは少々辛すぎるのだが。