今年の重大ニュースのトップ、12月3日韓国の非常戒厳がある。これは分かりにくい事変である。大統領の意図はなんであったろう。解説動画を見るが一向にわからない。ある人は言う、ネットに踊らされてしまった。またある人は側近、高校の先輩だそうだ、にそそのかされたと。
韓国のジャーナリスト徐台教はいう。韓国の民主主義には復元力があるのだと。大変誇らしげな印象である。
ここで戒厳令に反して集まった市民の集い。その抗議の旗が面白い。おもわず吹き出す。
「日本のアイドル何某が無事に韓国にこれますように同好会」
「歩くときに携帯電話を見ない運動本部」
「全国家で寝っ転がっていたい連合」
「全国後回しにする連合」
「韓国は正常営業中」
「来週試験がある」
「内気な人達」
いろいろな抗議の仕方あり、深刻な事態にユーモアで抗う姿勢、クールだ。さらに弾劾集会ではk-popの応援棒が振られて非常にカラフルな光景が展開し、これは世界から注目されたと。こうして大統領への弾劾が成立した韓国。自信を取り戻したように見える。
大統領の大義なき戒厳令に全身で拒否した無数の市民がいた事が大きかったと。美人アナウンサーが機関銃を持ってる兵士に立ち向かい銃を払いのけ、あんた達恥ずかしくないの!あれには勝てないだろう。いずれにしてもこの事件、世界的にも大きな影響を与えるであろう。韓国ノーベル賞作家、過去が現在を助ける事ができるだろか?と言う問いへの回答なのだろう。これがキーメッセージとして作動している。これはリベラルの一形態であると確信する。
かってシュリやタクシードライバー他韓国ものは多く観てきた。事件や悲しみ、恨みの記憶をもつ韓国の記憶や経験、そしてそれを題材に多くの物語を作った韓国。こうした経験が今回の結末を迎えたのであろう。
今や一人当たりGDPで日本を追い抜いた韓国。民主主義の先進国として世界に向かってインパクトを与えて行く予感がする。これこそ今年起きた新「ソウルの春」ではないだろか。もちろんまだ予断許さない状況である。どうかリベラルに勝利が来る事を願ってやまない。ま、韓国リベラル=反日のきらいがあり日本としてはつらいね😓これは蛇足だが。