治療の失敗,適応について.
治療を行わなかったこと.対応しなかったこと.結果について.やるか,やらざるかという決定について.そもそも連絡体制に問題がある,ということ.そして、人数不足。結局,責任逃れであり,自分の責任ではないことが言いたいようだが,それは認めないし認められないであろう.結局,部長の責任ということで幕引きにする.
そもそも不在時の対応が決まっていなかった,それは大問題だという.部長がそれを担当するといったので,すべて術者として対応するのか,そう思ったということ.それに対して,ラインで連絡先を交換し,携帯の番号もお互いに交換している,それは私が赴任後すぐにやっている,それに則って,連絡をすればよい,というのが部長側の言い分とのこと.
いっぽうで医局員の言い分,緊急時には対応が切羽詰まっている,部長が対応できるかどうか,つまりいるのかいないのかで大分相違してくる,あらかじめ決めておくべきである.いないのであれば最初からそういうべきであるその指示がなかったのが手落ちである.という気分,気持ちも理解できるが,それにしても,連絡経路をはっきりしていること,それは二の次の問題であって,どちらかというと気分であろう.部長側としては基本的に連絡を受けて対応でそれ以上でも以下でもないのだ,つまり,それでは連絡1本はいれてほしい,それが部長の考えであった,と繰り返すばかり.
医局員の不在時どうするかはっきりしてほしい,という希望であったが,部長としては基本として,携帯で連絡をとりあってやる,ということで問題ないだろうと思っていたが.部長に連絡して手術の適応を決定する・・・それでは間に合わない,いないのであれば最初からおくってしまう,時間の無駄ではないか.という医局員の意見も一理あるが,連絡するぐらい,それぐらいの時間は部長以下3人しか医員がいない当施設としては問題ないと思うが,どうやら,ここいらへんが認識の相違であろう.人的リソースは限定されている以上,お互いに連絡をしあうのは仕方がないことであろうと思う.それに要する時間はやむを得ないであろう.
たしかに,部長の不在時の対応に具体的に決定していないことは問題がある.基本的には連絡1本いただければ良いのだが,それで答えがあるのだが,それだけではダメということだ.もっと具体的にあるべきというのが言い分.同じ対応するにも,来るのか来ないのか分からないとまったく対応がことなるということ.言い分は分からないことはないが,それでも一報いただかないと責任はとれない,ということ.そういう話になると,連絡はするというのである.医員としては現場にもいない部長が治療方針を決定することはできない,という意見であり,いやいや部長としてはそれで十分だという意見で平行線である.
結局,ようするに医局員に責任はない,部長の責任であると医局員は言うが,それの繰り返しで,結果が悪く医局員としては怒っていると言うことだ.連絡もしないで何を言うか,と部長.
ただ,取り返しのつかないこと,それは起きてしまうものだ.それについて,怒っても仕方が無いのだ.「仕方が無い」ということ事態,また反省している,ということばを聞くと,その医局員は,とても頭にくる,と.後悔しているなら,初めからそういった体制を取って放置するな,ということだ.もっともであるが,連絡体制をはっきりするということであったのだが,あくまでケースバイケースで対応,あくまで連絡いただければいかようにも対応する,結局平行線である.
ではどうすれば良いのだ?反省し,再発予防するしかないであろう.それが,許せないということなのだが.取り返しがつくこと,つかないこといろいろある.間違いがあれば反省し,あらため再発予防策を講じる.それでは家族が納得しない,ということのようであるが,それでもエラーはある,生じてしまう,だからといってひとつひとつあってはならないことになしてしまうのは賛成できない.これは別人種と考えるしかないであろう.起きてしまった事,再発予防策をつくって,今後のよすがとするしかない.それさえ認めないということであれば,共存はできないであろう.言うようにはできないというのが結論であろう.それ以上繰り返すのは,もはや医局員から部長へのハラスメントであり,単にマウントを取りたいだけではないか?というより,やはりそれ以上はできない,文句を言い続けたいだけなのでは,という気もする.それでは,部長交代するか,自分が辞めるか,などはしないであろう.医局員も半分は部長の言い分にも理があり,部長に立ち向かう自信が無いということであろう.
連絡していないということだけであった.連絡あれば,また相違していたであろう.結果についてはやむなし,それで対応するしかない.取り返しのつかないことは存在している.医局員のお怒り,まったく,我々が反省するしない,という問題ではないということは,存在が許せないということであろう.現実の責任を取れ,もとに戻せということ,そうなるともはやむちゃくちゃである.かといって現状を変更する自信がないし,単に文句をいうだけ.
部長としては文句があればどうぞ変えてくれ,いつでも降格は甘んじて受けるだろうということだが,そこまでできないのだ.医局員としてあってはならない,それぐらいに思っているのであろう.文句を言い続けるだろう.
これ以上は適当にいなせばよいのだ,まともに受ける必要はない.